
文字の成り立ち 【贈:形声】お金や宝物を意味する部首「貝」に、声符は「曽(曾)」。「曾」は象形文字で、米などを蒸すための土器、甑(こしき)、釜の上に食材を入れた蒸し器を重ねる二重構造の器の形を描いているといわれます。上部の「八」は、湯気がたちのぼる形を表しています。
今日6月14日は、ABO式血液型を発見した生物学者、カール・ラントシュタイナー博士の誕生日を祝して国際デーとしてWorld Blood Donor Day(世界献血者デー)が制定されています。
献〔獻〕を調べていると、「羹(あつもの)にして神にすすめる」と「けがれをはらうためにまず容器に犬の血を塗った」という説が見つかり、そこから「ささげる」という意味が生まれたということで、現代の感覚ではちょっと怖い文字でしたので、贈の文字を書きました。